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オークについて
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製品ができるまで

遠く、インドで生まれた、物語を宿す布

オークの世界観を語る布は、インドが主な生産地。
手織りの「カディ」と小さな工場で日々コツコツと作り上げられる「プリントファブリック」。それぞれにかすれやにじみ、色の濃淡が異なり、人間らしいぬくもりといとおしさにあふれた1枚に仕立てられます。
カディはインドに昔から伝わる伝統技法。生糸を紡ぎ、巻き取り、織る・・・と多くを手作業で行います。1メートルの糸を紡ぐだけで1日もかかるほど。
手で引くカディの糸は、機械では出しえないほどとても細かく繊細です。生地に触れると、その軽さにきっと驚くはず。
伝統的なプリント技法もまた、自然のエネルギーとひと続き。洗いに掛けられた布は天日干しに。天候にも左右され、タンブラー乾燥よりも手間はかかりますが、日光に当てることで色鮮やかに発色します。
色の境界線の柔らかいにじみはどこか優しく、均一でないわずかなズレは、機械ではでは決して表現できない独特の面白さが。布はまさに作り手の、磨かれた技と思いを届けるメッセンジャー。インドの伝統手法の生地作りにこだわる理由は、そんな表現豊かなテキスタイルを求めているから。1枚として同じものがないハンドメイドの布に触れれば、インドから始まる、遥かなストーリーを感じるはずです。

Concept
4つのポイント

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ボタンのある服やズボンだって
片手で着られる!

ボタンありのジャケットやブラウスをお好みの方でも大丈夫です。片手でも開けしめしやすい舟形ボタンを採用しているため、サクサクと留めやすい。ボタンが沢山ついた前開きの服だって、手軽に着脱できます。めずらしい形のボタンだから、個性的なアクセントとして楽しんでもいいでしょう。
さすがに片手でズボンは・・・と思っていませんか?ウエストに紐を施しているため、片手でたくし上げられるようになっています。自分一人で履けるのはもちろん、トイレの後でも心強いもの。人に手伝ってもらうのをためらっていた方でも、パンツスタイルを楽しむことができます。
股上部分が深いため、一度履いてしまえば下がる心配もありません。背中を曲げても、着心地に不快感を持つこともないでしょう。さらに、座ったままでも取り出しやすい位置にポケットをつけているので、入院時や車いすの方にもおすすめ。何気ない使い勝手の良さを味わってみてください。

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やっぱりオシャレしたい!
ファッション性にもこだわりました

写真や実物をご覧いただければ分かるように、オークは他介護服とは異なるもの。ファッション性にもこだわり、機能性だけでなく、見た目や着心地にも注目しました。
カラーや柄・デザインは、他既成品と区別がつかないほどカジュアルで自由なスタイルに。着やすさや動きやすさに配慮した部分も、服のデザインとして自然になじませています。
デザインの幅だけでなく、それぞれのカラーや柄も豊富に取り揃えたため、自分好みの一着を見つけられるでしょう。お手持ちの服とのコーディネートも可能です。

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吸湿性と速乾性に優れ、
着心地にもこだわった素材の秘密

「インド綿」としておなじみの、インドの天然コットンで織られた生地を採用するオークのお洋服。
吸湿性と速乾性にすぐれているため、季節を問わずに快適に過ごすことができます。一度着ればその素朴で温もりのある素材に、きっと魅了されるでしょう。
鮮やかなカラーや優しい柄が映えるのは、とっておきの生地を使用しているため。ぜひ、お気に入りの一着に加えてください。

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動きやすさと安全性に
こだわったポイント

「裾がひらひらしていて邪魔かも?」と思われる方も。服はお出かけするときだけでなく、家事や作業のときだって着用するものです。そんなときでも使いやすいよう、裾をまとめるためのストリング(紐)がついているため、ワンステップでキュッとまとめることもできますよ。 可動域にもこだわっているため、動きやすさにもご満足いただけるはず。すでにご利用いただいた方からは、「今までの介護服より着やすい」「動きやすい」という声もいただいています。
ブラウスとジャケットには同布で作ったシュシュが付属するため、腕まくりも簡単に。ズボンの裾にはステッチやボタンで、ロールアップしやすいように工夫を施しています。
しかも!これらのデザインは安全性を考慮しただけでなく、見た目にもこだわったもの。いつもと着こなしを変え、コーデの幅を広げることにも役立っています。

Member
メンバー紹介
川尻 健市
ディレクター
川尻 健市Kenichi Kawajiri
ファッションの力は健康的な生活を送るうえで無視できない要素です。
これまで機能性に偏りがちだったこの分野において、機能性を維持しつつもファッション的な魅力も備え、心と体の健康に寄与する製品を提供できればと思います。
それぞれの分野で活躍するプロフェッショナルの力を合わせ創られたこれらのアイテムたちが、より良い社会形成の一助となれれば幸いです。
小池 隆二
理学療法士
株式会社ONEMORESHIP
小池 隆二Ryuji Koike
株式会社OneMoreShipでは、医療保険や介護保険対応の訪問看護ステーションである『ワンモア訪問看護リハビリセンター』を滋賀県で運営しており、看護師とリハビリ専門職が日々対象者の方々のケアのためにご自宅に訪問しております。 訪問リハビリの対象者は、脳卒中後で体の片側に麻痺が残っている方や年齢を重ねられ背中が丸くなっている方々が居られます。このようにして日々訪問リハビリに取り組む中である日、脳卒中後で体の片側に麻痺が残っている方から『もっと着易い服があれば自分も楽だし、服を着せてくれる者も楽なのにな』というお言葉をいただきました。 そこで着るものに身体の動きを合わせるだけでなく、着るものが身体の動きに合えばもっと楽に更衣動作が出来るようになると思い、今回リハビリ専門職として服作りに参加させていただきました
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デザイナー
KORA KAPDA
池内 美保Miho Ikeuchi
インドの手紡ぎ、手織りの素材”カディ”。とても繊細で肌触りが良いこの”カディ”を通じて、インドの手仕事の素晴らしさと、スタイルと着心地の良さを追求した製品を提案したいと思っています。
今回のこのプロジェクトも同様です。インド手仕事のプリント生地とカディで、毎日の生活にハッピーを感じるご提案が出来たらと考えています。